トップページ > 2007年09月

赤ちゃんの歯ぎしり

生後数ヶ月の赤ちゃんは、歯が生えたてのころ、歯ぎしりをするのがみられます。

就寝中に限らず、日中起きているときも歯ぎしりすることがあるので、生えたての数本の歯をキリキリと音をさせるなんて、「うちの子は大丈夫かしら」とご家族の方は心配されるかもしれません。
しかし、赤ちゃんの歯ぎしりは珍しいことではなく、むしろ必要なことだといわれています。

赤ちゃんのあごや歯が成長する時期には多く歯ぎしりは起こります。個人差はありますが、上下の乳中切歯が生え始めると歯ぎしりが起こり始めます。これは赤ちゃんが生えたての歯で、あごの位置を決めようしたり、これから生えてくる歯のスペースを確保するために成長していくためであると考えられています。

赤ちゃん時期の歯ぎしりは生理的に起こるものです。特に心配する必要はありません。
ただし、2歳半を過ぎて、乳歯ががはえきった後でも、歯ぎしりが止まらない場合は乳歯が磨り減って、神経が出てしまったり、炎症を起こすなどの病気になる可能性があるので、早めに歯科医院に相談したほうがよいでしょう。


  

自分でできる歯ぎしり対処法①

通常歯が強くかみ合わされるのは食事の時間だけです。
ほとんどの方が通常は軽く歯を閉じている状態だと思います。しかし、その他の時間にもきつく噛み合わせていることの多い人は、よくない咬合癖を持っていると考えられます。歯ぎしりをする人は、そういった癖を持っていることが多いといわれていますので、まず自分がそういう癖がないかどうか、注意してみましょう。
特に、集中している時や緊張している時に強く噛みあわせてしまうことが多いようです。そういった癖がある場合は、気がついたら食いしばりを緩めてリラックスするよう心がけ、意識して癖をなくしていくようにしましょう。

噛む筋肉を体操などで緩めるのも効果的です。
ゆったりとあくびをすること(あくびは人工的にだすこともできます)がとても良いのですが、体操による筋肉のゆるめかたもあります。

まず、顎の筋肉を伸ばすように下顎を前にゆっくりと突き出します。そのまま少しためた後、一気に力を抜きます。この動作を2~3回繰り替えします。痛みを感じない程度に無理なく行うことがポイントです。それから、顔の筋肉を外に引っ張るように、ゆっくりと口を横に開きます。2回繰り返したあと、手を後ろに組んで頭を前に倒しながら、口を大きく開けます。

この動作で、顎・首・肩・背中の筋肉を伸ばし、ほぐすことができます。


  

自分でできる歯ぎしり対処法②

歯ぎしり防止法としては、睡眠姿勢を正すことが重要です。

良い睡眠姿勢は上向きで、鼻呼吸による深い呼吸が自然にできることです。
よい睡眠姿勢が、らくに上手くとれるような寝具や枕を整えることも一つの手でしょう。上向きに寝た時に、自然に立っている時のように背骨が適切なS字形カーブを描く状態になるよう、枕とベッドなどを選ぶと良いでしょう。そうした自分自身にベストな姿勢を保てる寝具では、上向きで眠れやすくなります。また、気道が開いて呼吸がスムーズにできるようになるため、安眠効果もあります。

良い睡眠姿勢を保つため、やや長めの睡眠時間をとることもよいでしょう。

仕事の緊張や疲れなどで体が固くなり過ぎているような時は、気持ちいい程度の体操をしたり(過度な激しい体操は禁物です)、やさしくマッサージするなどしてリラックスし、体をやわらかく、ゆるんだ状態にもどしましょう。そして、昼間の難しい出来事、悩みなどは眠る時には考えないようにし、入浴やアロマの香りなど、自分の好きな方法でリラックスしてから気持ちよく眠りに入るようにすることも効果があるでしょう。